ナポレオンの定理の解説などー高校数学の達人・河見賢司のメルマガ(2021年2月16日)
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こんにちは、河見賢司です。
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数学の問題解説
単元:数学IIIの複素数平面
難易度:難問
今回紹介する問題は、ナポレオンの定理に関する問題です。
過去の受験に実際に出題された問題ではありますが、問題に触れた経験がない人にとっては、非常に難しい問題です。(知っている人にとっては簡単です)
こういう有名な定理を背景にした問題は実際の大学受験にもよく出題されます。
ただ、実際にあなたが受験する実際の大学受験で、この問題が出題される可能性は極めて低いです。
こういう有名な定理をすべて覚えていくことが勉強と思っている人がたまにいます。
でも、それではコスパが悪すぎます。
まずは出題されやすい問題を徹底的に勉強をする、そのことだけを考えてください。
こういう知らないと解けないという問題は、余力があるときにやってもらえば十分です。
もし、実際の試験で出てきたとします。そんなときは、なんとか部分点を狙ってください。
そして、他の一般的な問題で点を稼いで、合格最低点をもぎ取ります。
まあ、こんな問題もあるよ、と紹介したかったのであえて紹介することにしました。
数学の勉強法
先週は2月とは思えないほど温かい日が続きましたね。今週は、また寒くなるみたい。体調管理に気を付けてくださいね。
僕は兵庫県に住んでいるのですが、先週の土曜日に兵庫県にあるスキー場のホームページをみましたら、
「本日は、夏タイヤでもお越しいただけます」と書かれていました。
兵庫県ってスキー場は積雪はあっても、西日本なので温かい。スキー場までノーマルタイヤでいける日も多いです。
3年前の2月終わりの写真です。雪は2メートル以上積もっていますが、道路には何もありません。この日は寒かったので、もちろんスタッドレスタイヤは履いています。温かい日は、本当に夏タイヤでOKなんです。
雪の写真
先日、兵庫県のスキー場の口コミサイト?のようなものを見ていました。
質問者
「夏タイヤで行けるって聞いたのですけど、スタッドレスタイヤなしで大丈夫でしょうか?」
回答者
「雪の山道を舐めないでください。あなたのような非常識な人がいるから、他のみんなが迷惑をします」
質問者
「わざわざタイヤを買うのもあれなんで、行くのをやめておきます・・・」
こういったことが書かれていました。
でも、天気がよくて暖かかったらノーマルタイヤでも行けるのですが・・・
実際、公式のスキー場のホームページにも「夏タイヤでOK」と書かれています。
これは受験にも言えることだな、と思います。
僕のところには、いろいろな生徒さんがいらっしゃいます。
困るのは、間違った情報を信じ込んでいいる人です。
受験にはいろいろな情報が出回っています。でも、そのほとんどはデマのようなものです。
情報を得るのなら、ちゃんと大学が発表している情報のみを参考にしてください。
「医学部を目指すのなら(昨年までの)センター試験で9割必要」という人がいます。
ですが、大学側が発表している公式の資料によるとセンター試験の合格最低点は8割にも満たない、なんてこともあります。
医学部の中でも難しいとされている岡山大学の合格最低は
2018年900点満点中741点
2019年900点満点中707点
2020年900点満点中684点
とのこと、いずれの年も85パーセントにも達していません。岡山大学ほどの難関でもこの通りです。他の医学部でしたらもっと低いことが予想できます。
この資料を見せても、「イヤ、でも医学部にはいくにはセンター9割必要なんだ」といつまでたっても認めない人が多いです。
また、以前「僕の目指している専攻は地学。他の学科よりもレベルが低いから大丈夫!」と言っている高校生がいました。
根拠を聞いてみると、「大手予備校の偏差値で、物理学科や数学科は偏差値57.5でも地学科だけ偏差値52.5だった。だから、地学科は簡単だと思う」と言っていました。
ですが、大学が公表している情報をみると地学科の方が物理科や数学科よりも合格最低点が上でした。
配点もテストもまったく同じ、ということは地学科が一番合格するのが難しいです。
予備校が発表しているデータを過信しないことです。唯一、信頼できるのは、大学側が公表しているデータだけです。
もちろん、ある程度参考にすることは構いません。ですが、鵜呑みにすることは避けるようにしてください。
今回、話したかった内容としては、「情報は1次情報を信じる。2次情報は鵜呑みにしない。2次情報に接したときは、本当かどうかを確認する」ということです。
少し長くなるので、今回はこのあたりにしておきます。
来週は、今週の続きで情報の取捨選択の仕方を話していきます。
編集後記
「どうしてこの仕事を選んだのですか?」とたまに質問を受けます。
僕は、元々数学が得意だった訳ではありません。今でも、あまり頭の良い部類ではないと思います。
それでも、この仕事をしています。
その理由は「成長曲線を知って欲しいから」です。
小さい頃から、運動も音楽も勉強も何もかもダメ。そこそこ明るく、友達はそこそこ多かったのかな?それなりに楽しい子供時代でした。
中学生になってから少しは成績はましになったけど、それでも何のとりえもなく、何に対しても努力したことのない人間でした・・・
高校生終盤になって、「テキトーに勉強して受かった大学に進学した方がフツーの人生歩めるだろうな。でも、それだったらフツーで終わってしまうし、なんだかイヤだな」と
そこで、浪人して自分のすべてをかけて頑張りました。
結果は2浪もして、志望校に入ることができず・・・はっきり言って、世間から言えば負け犬だったと思います。
ただ、自分で言うのもなんですが、宅浪して圧倒的に成績が上がった、自分で計画して、頑張って、そして努力がついてくる、これほど嬉しいことはなかった。
頑張るということも知ったし、また、自分の限界も知ることができました
。こういうことを世間に広めていきたらな、と思いこの仕事を選びました。
大学卒業したての頃、学習塾に勤めていました。
教えていた生徒さんが無事に大学に合格しました。
そのときに、「先生が授業で話していた勉強法の話もっとききたいです」と言われました。
そこで、まとめたのが下の文章です。もう15年以上も前に書いたもので、内容も非常に稚拙です。
冒頭が「親愛なるキミに」なんて寒い寒い表現です。
この部分には、「〇〇さんへ」と書いて生徒さんに印刷したものを渡しました。
ネットに掲載するときに、こんな寒い表現にあえてしました。確か当時、はまっていた何かの著書のマネをしたものです。
意外に好評で、読まれている方も多いみたいです。
「何言ってんの?」思うかもしれません。でも、最後まで読んでくれたら嬉しいです。
僕も、何度か読み返して、昔の気持ちを思い出しています。
河見賢司
河見のプロフィール
河見って、どんな人?と思った人は以下のプロフィールをみてください。
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