e(自然対数)を含んだ式の通分について
今回、解説する内容は、直接質問がきたわけではありません。普段高校生に教えていてほとんどの人が知らないので紹介することにしました。
\(\frac{1}{1+e^x}+\frac{1}{1+e^{-x}}\)の通分について
回答
上記の分数は、定積分の計算をするときにたまに出てきます。
「この式を通分して」と言われると、ついつい分母を\((1+e^x)(1+e^{-x})\)としたくなります。ただ、これって大変ですよ。
もっと、簡単な方法もあります。それは、\(\frac{1}{1+e^{-x}}\)の分子分母に\(e^x\)をかけることです。
\(\frac{1}{1+e^{-x}}\cdot\frac{e^x}{e^x}=\frac{e^x}{e^x+1}\)となります。これで、両方とも分母は\(1+e^x\)になっているよね。
よくこの話をすると、「こんなの思いつきません・・・」という人が多いです。僕も、高校生の頃はじめて勉強したときはそう思いました。
でも、数学ってこんなこと多いですよ。覚えておかないと、その場で考えて思いつくなんて無理!
よっぽど考えることが好きで数学が得意な人は考えていってもいいです。ですが、普通の人はそんなこと言ってられません。まずは、典型問題の解法を覚えていけばいいと思いますよ。頑張ってくださいね。
数学3の極限のプリントを無料でプレゼントします
数学3の極限の無料プリントを作りました。全部51問186ページの大作です。
このプリントをするだけで、学校の定期試験で満点を取ることができます。完全無料、もちろん売り込みもしません。読まないと損ですよ。
以下の緑のボタンをクリックしてください。
3年間大手予備校に行ってもセンターすら6割ほどの浪人生が、4浪目に入会。そして、入会わずか9か月後に島根大学医学部医学科合格!
数学の成績が限りなく下位の高校生が、現役で筑波大学理工学群合格!
教科書の問題は解けるけど、難しくなるとどう考えてよいのか分からない人が、東北大学歯学部合格!
その秘訣は、プリントを読んでもらえば分かります。
以下の緑のボタンをクリックしてください。