分数分の分数の計算を解説します
高校生からの質問
\(\frac{1}{\frac{1}{2}}=2\)って問題集にあったんですけど、どう計算したのですか?
回答
こういった計算は、問題集や教科書では省略されていて分からないことが多いですよね。慣れたら簡単なんですけど、慣れるまでは意外に難しいものです。
計算はとにかく慣れることが重要なので、このプリントで意味を理解したらとにかく計算演習を繰り返しなれていってください。
分数のなかに分数が含まれる計算の解説プリント
分数の中に分数が含まれる計算の解説
分数の中に分数が含まれるものの解法については主に2種類あります。
まず、ひとつめの割り算を使う解法です。
\(\frac{b}{a}=b\div a\)なんだよね。だから、\(\frac{1}{\frac{1}{2}}=1\div\frac{1}{2}\)です。
\(\div\frac{b}{a}=\times\frac{a}{b}\)と分母分子を反対にした逆数をかければいいんだよね。
だから、\(\div\frac{1}{2}=\times\frac{2}{1}=\times2\)ですよ。
このことより、\(\frac{1}{\frac{1}{2}}=1\div\frac{1}{2}=1\times2=\bf{2}\)となります。
次に2つめの解法です。2つ目は分母分子の中に同じ数をかける解法です。
今回の\(\frac{1}{\frac{1}{2}}=2\)は、分母が\(\frac{1}{2}\)なんだよね。\(\frac{1}{2}\)に2をかけたら分数がなくなります。
もちろん、分母だけに2をかけたらダメですよ。分子の方にも2をかけます。分母分子に同じ数をかけてもOKだよね。有理化のときと同じです。
\(\begin{aligned}
&\frac{1}{\frac{1}{2}}\\
=&\frac{1}{\frac{1}{2}}\cdot\frac{2}{2}
\;{\color{red}{\Leftarrow \text{分母分子に2をかけた!}}}\\
=&\frac{2}{1}\\
=&\bf{2}
\end{aligned}\)
一応、2通りの方法で解きました。ですが、こういう分数の中に分数が含まれている問題はホントに良く出てくるので一瞬で解けるようになっておいてくださいね。
それでは、頑張ってください。
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