独学のすすめ(その1)ー河見賢司のプロフィール

こんにちは、河見賢司です。このブログでは何回かに分けて、「大学受験を独学で乗り切る方法」を紹介します。

今回は、それの第1回です。それでは、はじめていきます。

【注意】この「独学のすすめ」のコーナーでは多少上から目線で失礼な文言で話します。と言うのも、大学受験を独学で乗り切るのは本当に大変なことです。にも、かかわらずたいへん甘い考えで独学を始めようとうする人が多いです。「そんな覚悟じゃ辞めた方がいいよ」ということでかなり失礼な言い回しになっています。ご容赦ください。

それでは、本題に入る前に僕のプロフィールを紹介します。どういった人が、このブログを書いているか?という知っておいた方が納得しやすいと思うので紹介しておきます。

著者プロフィール

1979年に兵庫県神戸市に生まれまて、小学生のときに兵庫県の山の中に転校しました。

山の中は失礼かもしれません。引っ越し先は、兵庫県北部の和田山町というところ。県北部ではわりかし栄えている方だけど、それでも人口1万7千人ほど。神戸の人間からしたら、山の中という印象しかないみたいです。ただ、今は昔と違って随分と便利になりました。詳細は後ほど話します。

小さい頃から、勉強、運動、音楽すべてだめ。学校の先生から「あんたみたいな落ちこぼれ私、知らんわ!」なんてひどいことを言われながら育ちました。

何も取柄はなかったけど、明るくまあ友達も多く楽しい小学生活でした。

小学卒業と同時に、近所の学習塾に通い始めました。姉が通っていたということでなんとなく入塾。でも、その塾のおかげ。中学時代の成績は中の上。まあ、ど田舎の中の上、はっきり言ってまともな大学にいけるような成績ではないです。

でも、自分は下の下と思っていたのに真ん中以上。嬉しかった!その分、調子にのって、随分と先生に目を付けられました(笑)。目をつけられたと言っても、それほど悪いことはしてないですよ。

まあ、宿題をまじめにやらない、とか、掃除の時間友達と遊んでいて何もしない、そういったレベルです。普通の元気のよい男子といったところです。

高校に進学

田舎なので私立はまずなし。行ける普通高校は2つしかありません。僕は、その下の方の高校。でも、理数科といって下の方の高校だけど、一応進学クラスです。今、偏差値をみたら55となっていました。でも、高校受験で模試も何もないので、実際の偏差値はどの程度かわかりません。田舎ってそんなものです。

高校時代、なんとなく生活しました。数学と英語の先生はまあまとも。英語の先生は気が合いませんでしたが・・・。その他の科目の先生は、いい人だったかもしれないけど全然受験に対応していない。

高校3年生の最後に受けて全統模試の偏差値が英語65、数学55ほど。で、物理は0点、化学は5点くらい?偏差値は35くらいだったかな?そのくらいです。

高校生の途中から実は気象大学校というところに進学したかったんです。ただ、過去問を見てみて「意味不明・・・例えば英語の問題は、大問3問です。大問2問が意味の分からない長い文章を全訳せよ、ただそれだけ。残りの大問1問が英訳せよ。英訳の問題は、英訳以前に英訳せよと出題している日本語の意味すら分からない・・・」(今の問題は知りません。当時は、えげつないくらい難しかった)こんな僕がいける訳ないとあきらめていました。

でも、高校3年生の夏休みあたりに、「行けるかどうか挑戦してみよう!」とふつふつと気持ちがわいてきました。

いける勝算ゼロというか計算すらできない。両親ともに高卒、まわりも大卒はほとんどいない。相談できる人なんて皆無です。今のようにインターネットもなく、どんなレベルなのかも知らない。唯一、あるのは赤本の過去問。それと、模試にのっている判定基準が東大と同じくらい難しかったということ、それだけです。

「父さん、僕浪人したいんやけど・・・」「アホぬかせ。お前、浪人したいんやったらどっか大学に受かってから言ってみろ!」ということで、浪人の許可を得るために高校3年生の11月頃に受験勉強を開始(遅いよ)

11月時点で、英語数学はまあまあ、でも物理は0点で全国最下位。だから、ごまかし、ごまかし出そうなところのみをしました。その結果、前期の金沢大学は落ちたけど、中期の姫路工業大学理学部(元兵庫県立大学)と後期の徳島大学には合格しました。

まあ、田舎でしかも最後の模試で理科が0点だった自分が大学に受かったのは奇跡としかいいようがありません。ただ、これも今考えたら受かるための効率的な勉強をしていたと思います。

浪人時代

大学に合格できたので、晴れて?浪人を許可してもらいました。僕が選んだのは宅浪です。当時、予備校は全盛時代。浪人したらまず予備校に行くという時代です。でも、僕は小中学生のときに先生に不信感がありました。

何も先生が悪かったという訳ではないと思います。でも、僕は普通の人より理解が遅いです。その変わりいったん理解すると、そこからのスピードが速いという特性がありました。

でも、学校はそんなこと無視して次々に進みます。予備校に行っても同じ結果が待っているだろうということで、宅浪を選びました。気象大学校の入試は10月終わり。半年で合格できる訳がないのではじめから1年半での合格を見据えていました。

受験結果

結果としては気象大学には合格できませんでした。気象大学校は1次の筆記試験、2次の面接・小論があります。それで、最終合格。でも最終合格しても気象大学校に入学できるとは限りません。

気象大学校に入学することは気象庁に入学することです。ですから、公務員試験です。気象大学校は、合格した場合成績上位者から入学の意思を問うていきます。それで、定員に達したら合格していても採用されません。

結局、僕は1次、2次合格して最終合格したものの、採用には至りませんでした。当時、受験者数は800人ほど。そして合格者は70人程度でした。そして、その中から15名ほどの採用です。

受験自体は失敗に終わりましたが、僕の成績は各段にあがりました。結局入学したのは気象ができるということで筑波大学(気象大学校のことしか考えていないので、他の大学のことはいっさい知りません。筑波は気象ができると聞いたので、何もわからないまま筑波にいきました)。

筑波の入試問題は、英語・数学・物理・化学です。ですが、気象大学校は英語・数学・物理です。なので、化学はいっさい勉強していません。ですから、筑波の入試では0点です。英語200点、数学200点、物理100点、化学100点が持ち点だったので、普通の人は600点満点。でも、僕は500点満点です。

ただ、言っちゃあ悪いけど気象大の問題に比べて筑波の問題なんて簡単すぎる。持ち時間半分ほどで英・数・物はほぼ満点とれたと思います(低く見積もって9割ほど)。よく、東大と筑波の医学部どっちが難しい?なんていう人がいます。でも、問題のレベルを考えたら筑波の方がはるかに簡単ですよ。

東大に行く人なら、ラクラク満点近くとると思います。まあ、筑波もそれなりに難しいかもしれませんが、トップと比べたらはるかに簡単です。

その後

大学に入学したものの、はっきり言って楽しくなかったです。友達ができないとかそんなんじゃなくて、「ああ、受かんなかったなら。頑張ったオレの生活なんやったんやろう?」と感じです。

大学2年生くらいのとき、急に授業が休講になって、大学の中にある本屋にいきました。もう20歳を過ぎていたけど、それまで活字の本は読んだことがない!まあ、そんな僕は何気なく本屋で立ち読み。

そのときに読んだのが、洋書を翻訳したもの。面白かった。そこから、ビジネス書・自己啓発・暗記法・脳の本などをむさぼるように読みました。で、そのときの感想が「えっ!これってオレが浪人しているときに経験したことと同じやん!!」でした。

例えば、成長曲線。聞いたことがある人も多いと思います。人間が何かを習得するときは一直線ではありません。最初のうちの成長はほんの微々たるもの。それでも続けていると急に成長する。といったものです。

経験する前は、「えっ?そんなことあるの?」なんて思いますよね。でも、この話し、ホントにホントなんです。

じゃあ、浪人生活で得たことをもとに授業をしようと思いました。そこからの合格実績が、自分でいうのも変なのですが、圧倒的にすごいんです。

まあ、他にもいろいろとあります。僕は宣伝も何もしていないので、言葉は悪いけど数学が得意な人はこないんです。数学に困り切った人しかこないんです。

で、その中で「ホントかよ!」と自分でも思えるほど大学に合格していってくれています。そして、これまでは「特別なことは何もしていません。合格したのは生徒さんが頑張ってくれたからです」と言っていました。

もちろんそれも事実なんですけど、ただその生徒さんたちは僕の授業を受けていなかったら100パーセント大学に受かっていません。これもまた事実です。

実は、単純に数学の勉強をする以上のことを生徒さん達には実践してもらっていました。これが合格する秘訣です。もちろん、数学の勉強法にもいろいろと秘訣はありますよ。

今後、このブログでその勉強法を紹介していきます。よろしくお願いします。

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