懐かしい問題集ー物理の橋元さんの問題集(2018年1月23日)

 

「まだ売っていたんだ・・・」。これ僕が受験生のときに愛用した問題集です。

 

「まだ売っていたんだ・・・」なんて失礼なこと言って申し訳ありません。でも、この問題集を使っていたのはもう20年ほど前のことです。まだ、市販されているホントにいい問題集だったんですね。

 

 

僕は、今数学を教えています。ですが、受験生のときに一番の得意科目は物理と英語。数学よりも得意でした。で、元から物理ができたのかと言えば、全然そんなことない・・・むしろひどい点数でした。

 

高校3年生の最後の全統の記述模試で0点でした(涙)順位は10万人以上いてもちろん最下位!!「最下位ってあるんだ・・・」なんて思ったのを覚えています。

 

「これはまずい」ということでそれから、この橋元さんの本で勉強しました。模試で0点だった2か月後のセンター試験で70点、そしてE判定しかとったことのない、地元ではまあまあ評判のよい国公立に合格しました。

 

結局、その大学には行かずに浪人したのですが、受かったこと自体が奇跡です。

 

 

橋元さんの本はいろいろとお勧めなのですが、僕が一番感動した点はコンデンサーのところでした。「コンデンサーははっきり言って受験生泣かせ。分かるようになるまで50回でも100回でも読み直すこと」というようなことが橋元さんの本の中に書かれていました。

 

当時、僕は「100回も読めるかよ!!」なんて思っていました。ですが、たった数ページでした。1回読むのに5分程度、100回読んでも500分、ということは8時間から9時間、思ったより短い!と何度も読んだことを思い出します。

 

 

最初のうちは、言葉は悪いけど「こいつ、なに言ってんねん」なんて感想。それでも、訳も分からないながら何度も読んでいると気づいたときにはできるようになっていました。

 

 

一生懸命理解しようとしなくても、何度も読んでいると自然と物理的な思考が身につく。だから、自然と理解できるようになる

 

ということを身をもって知ることができました。

 

 

だって、全国最下位、物理0点のこの俺が・・・って感じですよ。何度も読んでいたら自然とできるようになっていました。

 

 

 

今、僕は数学のプリントを販売しています。このプリントも解説が長く、ひょっとしたら「こいつ、なに言ってんねん。河見ってちょっと胡散臭いし・・・」なんて昔の僕と同じような感想をもつのかもしれません。

 

ただ、1回で分かる人はいません。何度も、何度も解いていると自然とできるようになってきます。

 

「こんなのでホントにできるようになるの?」なんて気持ちもよく分かります。ですが、繰り返していたら自然とできるようになりますよ。これまで、数学が得意でない人ができるようになってきたプリントです。

 

自信をもって進めてください。

 

 

 

それでは、頑張ってください。

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