九州大学の複素数平面の問題解説他-高校数学の達人・河見賢司のメルマガ(2023年10月10日)
お知らせ
こんにちは、河見賢司です。
それでは、今週もメルマガをどうぞよろしくお願いします。
数学の問題解説
単元:数学IIIの複素数平面の問題
難易度:発展
九州大学の過去問で、複素数平面の問題です。
この問題は高校数学で勉強していない内容を、問題文で定義して解いていくという問題です。
こういうふうに、まだ勉強をしていない事柄や出題者自体がその問題だけで通用する新しい知識を定義するということは、受験ではたまに見かけます。
こういうタイプの問題は、見たことがないので難しく感じる人も多いです。
ただ、問題文を丁寧に読んで解いていけば、それほど難しくないということも多いです。
今回の問題は、多少難しい問題です。数学が得意な人、あるいは難関大学を目指している人に解いて欲しい内容です。
数学の勉強法
突然ですが、将棋の話です。
将棋のうまい人に話を聞きました。将棋って定跡どおりに指していくということで、駒のさし方を徹底的に覚えるそうです。
そして、アマチュア相手に1対多人数で将棋をするそうです。10人やそれ以上の人と、それぞれ対戦します。
待たせる訳にはいかないので、譜面を見た瞬間的に次から次へと駒を指していくそうです。
この話を聞いたときに、「ああ、数学もこれと似ているなぁ」と思いました。
よく「数学は考えることが重要」といわれます。ただ、このことに関しては僕は反対です。
僕の立場は「数学って考える必要はない。ただ、丸暗記してそれにしたがって解いていけばよい」です。
大学以降の数学に関しては分かりません。ただ、大学受験の数学に関しては100パーセント当てはまります。
考える必要なんてない、暗記するだけでOKです。
3年浪人してもまったく数学ができるようにならなかった人が4浪目、僕のところきて医学部に受かった人がいました。
合格の連絡を受けたとき「僕なんかが、どうして受かったのでしょうか?」
と何か腑に落ちない感じでいました。
「確かに数学の成績はあがった。でも、自分の中では数学の頭がよくなったような気はしない・・・」とおっしゃっていました。
彼は、数学に関して勘違いしていました。
「数学とは、思考力を磨き上げてはじめて解けるようになる」と思っていました。
でも、数学って「このときは、こうするってあてはめて解く」とい
う方法で解けてしまいます。
それを実践すれば、誰でも点数をとれるようになります。
この話をしても「イヤ、そんなはずはない」と否定して受け付けない人が多いです。
もちろん受け付けなくてもよいです。高校生だったら仕方がありません。ただ、何年も浪人していて、一向に成績が上がらない人も同じようなことを言います。
言葉は悪いけど「何年も勉強をしていてできるようにならない。同じことを繰り返していても一生できるようにならないよ」なんて思ってしまいます。
分からなかったらすぐに答えを見る、そんな勉強法でよいですよ。頑張ってくださいね。
編集後記
先ほど、偉そうに話してしまいました。
でも、僕自身がそうだったんです。「数学って考えないとダメ」と思い込んで、知識も何もないのに考えて解こうとしていました。
でも、まったく成績があがりませんでした。
そこで、勉強のやり方を変えてうまくいきました。徹底してすべてを暗記しました。
僕、数学の頭はあまりよくありませんでした。ですが、「もっとこうしたら上手くいくのでは?」なんて、勉強法を考えることは得意だったのかもしれません。
軌道修正することでうまくいきました。
あなたの勉強があなたにあっているのならそれでOKです。ただ、頑張っているのにずっと成績が上がらないとしたら、方針自体が間違えているかもしれません。
いたずらに勉強をするのではなく、自分の勉強の進め方を再考した方がうまくいくかもしれません。
頑張ってくださいね。
河見賢司
数学3の極限のプリントを無料でプレゼントします
数学3の極限の無料プリントを作りました。全部51問186ページの大作です。
このプリントをするだけで、学校の定期試験で満点を取ることができます。完全無料、もちろん売り込みもしません。読まないと損ですよ。
以下の緑のボタンをクリックしてください。
3年間大手予備校に行ってもセンターすら6割ほどの浪人生が、4浪目に入会。そして、入会わずか9か月後に島根大学医学部医学科合格!
数学の成績が限りなく下位の高校生が、現役で筑波大学理工学群合格!
教科書の問題は解けるけど、難しくなるとどう考えてよいのか分からない人が、東北大学歯学部合格!
その秘訣は、プリントを読んでもらえば分かります。
以下の緑のボタンをクリックしてください。