n個のサイコロを投げるとき出る目の最小値が2、最大値が5である確率を求めよ、という問題を解説しました。
問題
\(n\)個(nは2以上)のさいころを投げるとき、出る目の最小値が2かつ最大値が5である確率を求めよ
上記のような問題って、ついついいろいろなパターンを頭で考えようとしてしまいます。
「全部、2,3,4,5だったらいいけど、2と5は出ないといけないな・・・でも、どうやって考えよう??」なんてパニックになります。
でも、丁寧に考えたら簡単なんです。
今回は2,3,4,5しか出たらだめなんだよね。その中で、「最小値が2かつ最大値が5」を言い換えると「少なくともひとつが2がでる かつ 少なくともひとつが5がでる」です。
場合の数は確率の問題で、「少なくとも」ときたら余事象を考えることが多かったんだよね。
だから、今回も「余事象」で考えていくことにします。「AまたはB」の余事象は「Aでない かつ Bでない」だったんだよね。このあたりのことはしっかりと理解しておかないとダメですよ。
だから、今回の「少なくともひとつが2がでる かつ 少なくともひとつが5がでる」の余事象は「ひとつも2がでない または ひとつも5がでない」です。
で、例えばAまたはBだったら\(P(A\cup B)=P(A)+P(B)-P(A\cap B)\)で求められるんだよね。
だから、今回の「ひとつも2がでない または ひとつも5がでない」は「ひとつも2がでない確率」と「ひとつも5が出ない確率」を足して、そこから「2も5も一度もでない確率」を引いてもらえばOKです。
今回の問題、一見難しそうだけど、丁寧に考えたら簡単だったよね。確率は、こういうふうに丁寧に日本語で考えていけば解けるということも多いですよ。
少し、文章ではなにを言っているのか分かりづらいと思います。動画でも解説しました。もし、よかったら動画で確認してください。
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