保護者に知って欲しいこと

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目次
【1】お知らせ

【2】これまでに紹介した問題の再紹介
  「シグマの問題で公式が使えないときの問題」

【3】保護者の方に向けて
   「子供の才能を、能力を否定しないでください!」

【4】本日の勉強法
   「素直に言っていることを聞こう!」

【5】編集後記

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【1】お知らせ

 今回のメルマガが今年の最終号です。1年の総まとめとして、書きた
 い内容を好き放題書くことにしました。

 長文になっていますが、よろしくお願いします。

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【2】過去に紹介した問題の再紹介

 数学Bの数列のシグマに関する問題です。

 シグマの問題では、公式が使えるのは限られています。そして、公式
 が使えない時は、必ず互いに打ち消しあう形になってくれます。

 今回紹介する問題は、実際に大学受験に出題された問題の過去問でや
 や難しい問題です。数学に自信のある人に見て欲しい内容です。
http://www.hmg-gen.com/kaitou2-17.pdf

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【3】保護者に向けて

 このメルマガは、高校生よりもどちらかと言うと保護者が見ています。
 今回は保護者に向けて書いています。


 今回、言いたいことは「子供の能力や才能を否定しない」ということ
 です。


 以下、自分の話をします。


 僕の父親はめちゃめちゃな人でした。ものすごい自己中心な人で困ら
 されていました。


 ですが、そんな父親のもとでよかったな、と思っています。それは、
 とことん僕の才能というか、僕という存在を肯定してくれたからです。


 幼稚園の頃、僕は何をやってもダメでした。言葉を覚えるのも遅いし、
 運動もダメ、しかも向上心もなく、普通の親でしたら、多分僕みたい
 な子供を知り合いに紹介するとき、「うちの子は何をやってもダメで、
 本当に困ります」とか、そういうことを言うと思います。


 ですが、僕の父親は違いました。知り合いに紹介するときは「こいつ
 は本当にスゴイ!」とか「コイツはなぁ、無限の可能性を秘めとる」
 なんて、どこに行っても言っていました。

 僕自身、幼稚園のころなので自分のことなんて分かりませんでした。
 ただ、父親がそういうといつも周りから白い目で見られます。それが
 嫌で、「お父さん、もう黙っといて」と思ったものです。


 場外競馬場に行った時も、「こいつがおったらなぁ、なんでか勝てん
 ねん。こいつスゴイやろ?」って売り場のおばさんにも言っていまし
 た。

 幼稚園の頃、父親と行った記憶のあるとこは、近所の公園はまあいい
 として、それ以外は飲み屋さん、場外競馬場、パチンコ、それしかあ
 りません・・・(どんな親やねん!ちなみに父親ですが、仕事は本当
 に一生懸命していました)


 で、それから大きくなり中学生になったときの話です。中学生のとき
 の僕は、担任の先生と馬があわずにどうも嫌でした。それほど悪いこ
 とをしている意識はなかったですが、悪いことをしていたのかもしれ
 ません。

 3者面談ですが、母親がどうしても行きたくない(ボロクソに言われ
 るので)ということで、父親が行くことになりました。

 3者面談になると、担任の先生は僕のことをめちゃくちゃに言ってき
 ました。「将来ロクな人間にならない」そういうことを「高校に行け
 ない」「就職先もない」などと、言い方を変えて一方的に話しました。


 ずっと黙っていた父親ですが、「こいつはなぁ、無限の可能性を秘め
 とるんや!あんたにごちゃごちゃ言われる筋合いないねんっ」と言っ
 てくれました。


 幼稚園のときはよく聞いていた言葉です。ですが、中学生にもなって
 言われることはありませんでした。当時、「ああ、この言葉って僕が
 小さいときによく言ってくれていた言葉だな」と思いだしたことを覚
 えています。


 僕は能力は人よりも劣っていると思います。ですが、なぜだか知らな
 いですけど、「やればできる」という根拠のない自信がわいてきます。


 今現在、30人近くの生徒さんを受け持っています。その中には1週
 間で複数のコマをとってくれている方もいるので、それなりに忙しい
 です。

 見方はいろいろとあると思いますが、個人でここまで生徒さんを集め
 られている人は少ないと思います。しかも、広告もいっさい使ってい
 ません。


 ですが、最初からうまくいったかと言えば、決してそんなことはあり
 ません。ホームページの勉強から始めて、最初の1年は生徒さんもほ
 ぼゼロ。はっきりって時間とお金ばかりが出ていきました。

 まわりの人からも、「なんだか怪しいことしている」といった感じで
 馬鹿にされていました。


 1年間一生懸命やって、成果がゼロだったらあきらめるとかやめてし
 まう人が多いと思います。ですが「時間をかけたらうまくいく」とい
 う確信めいたものがあったので続けることができ、2年目からはおか
 げさまで、生徒さんが集まり始めました。


 何も自慢したい訳ではありません。僕がこれまでやってきたことなん
 て、できる人から見たら「俺だったら1カ月でできるよ。で、なんで
 キミは何年もかかっているの?」と思われる、その程度のことかもし
 れません。

 ですが、これが僕にとってやりたいことだったんです。着実に一歩ず
 つ上がっている、それを実感できるのがすごい嬉しいです。


 将来、どういったことをするにも一番必要なのは、とにかく続けるこ
 とができるかどうかです。

 ゼロの連続でも、それでも「そのうち結果がでる」そのことを楽しみ
 にしながら、やることができる、ただそれだけです。


 その時に助けになるのが、自分自身に対しての自信です。それさえあ
 れば、うまくいきます。


 親の方と話したり、メールのやりとりをしていても、お子さんの能力
 自体を否定する、そういったものが多いです。

 もちろん、他人の子だからこそ言えることなのかもしれません。です
 が、お子さんは学校の友達、先生、などいろいろな人からできないと
 いうレッテルを貼られます。


 僕自身落ちこぼれだったのでよく分かるのですが、できる人はいいの
 です。でも、できない人はあらゆる方向から「お前はできない」そう
 いう意識を植え付けてきます。


 そこから、守ってあげるのは保護者しかいません。


 生活態度が悪かったり、勉強をしなかったりしたら怒ったり、そうい
 うことは必要です。ですが、絶対に、絶対に能力自体を否定するとい
 うことだけはしないでください。


 「お前はできる」このひと言ほど自信になるものはありません。


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【4】今週の勉強法  「素直に言っていることを聞こう」

 「河見先生って昔できなかったって言うけど、それなりにできたんで
 しょ」とか「ただ単に勉強していなかっただけなんじゃない?本当は
 元から才能があったんだよ」なんて言われることが多いです。


 僕に才能があったかどうかは分かりませんが、やっぱりもともとの頭
 は悪かったと思いますよ。

 僕にとって唯一才能があったとすれば、これだと見つけた人の言うこ
 とを素直に聞く、それしかありませんでした。


 著者が「理解できるまで何度も解くこと」と書いてあれば、理解でき
 るまで何度も読みました。物理は橋元流という本で勉強をしたのです
 が、その本で理解できるまで50回は読むこと、と書いてありました。

 「50回も読めるかよ」なんて言う人もいましたが、僕は馬鹿正直に
 50回読みました。その結果、物理は一番の得意科目になりました。


 もちろん最初からできたかと言うとそんなことありません。「勉強は
 できるようになりたい」という気持ちはありました。いろいろと試し
 てみました。

 試したと言いますか、本に書いてある内容を自分の都合のいいように
 解釈していました。例えば「最低3回は解く」というのでも、「時間
 的に無理。2回でもいいかな?」と、面倒なものは避けて、理由をつ
 けてはやっていませんでした。


 ですが、まったくできるようになりません。


 そこで、気持ちを入れ替えてとにかく書いてあるようにしてみようと
 思い、やってみました。そうするとできるようになっていました。


 当時の僕も「時間的に無理」なんて言っていましたが、実際にやって
 みると時間はそれほどかかりませんでした。

 「楽か?」と聞かれるとやっぱり面倒でした(笑)特に最初は面倒で、
 面倒で・・・でも、勉強ができるようになるにはこれしかないな、そ
 んな気持ちでやっていました。


 今は、数学を教える立場にあります。教える立場になって分かること
 ですが、絶対に嘘はいいません。そして無駄に面倒なことも言いませ
 ん。

 言っていることが最短距離なのです。教える立場の人は自分がこれま
 で本当に苦労してきたことを惜しみなく提供してくれています。

 そうじゃないと、「教えよう」なんて思いません。


 僕は勉強があまりできませんでした。でも、ある程度ですができるよ
 うになりました。ということは僕と同じようにすれば少なくとも僕程
 度はできるようになります。

 まだまったくできない人に「そんなことして本当に意味があるのです
 か?」と聞かれることがあります。効果があるから言っているのです。
 効果がなければ、そんなこと言いません。

 そんなに言うことを聞きたくなければ、こなくていいよ、なんて正直
 言って思ってしまいます。


 でも、その気持ち僕もよく分かるんです。この人の言っていることは
 分かりやすいけど、「すべての問題を解くなんて、そんな無理なこと
 を言って・・・」なんて思うこともあります。

 そう思って言うことを聞かないで、自分なりの方法で・・なんて勉強
 してもまったくできるようにならなかったのです。


 回り道を何度も何度もしたので、分かるんです。ですから、あなたに
 はそんな回り道をして欲しくない、そう思います。学校の勉強に限っ
 たことではないですが、「これだ」と思える人がいたらその人の言っ
 たことを百パーセント鵜呑みにして、とにかくやる。そうしたら、う
 まくいきます。


 PS
 こういうことを言うと、「先生も間違ったことを言っているかもしれ
 ないのに、盲目的に信じていいのですか?」とか「A先生の言っている
 ことと、B先生の言っていることは違う。この部分はA先生に合わせて、
 また違った部分はB先生に合わせる」そういうことを言う人もいます。


 論理的には合っているように感じるかもしれないんですが、これは間
 違っています。


 僕自身経験してきたので本当に分かるのですが、人間って本当に楽を
 したいんです。ただ単に楽をしたいだけなんですけど、それを自分自
 身に適当な理由をつけてサボろうとする人が多いです。

 新しいことを始めると、絶対に抵抗してきます。新しいことは面倒な
 ことが多いですから・・・

 ですから、何かを始めた時にでてくる「こんなことやらなてくいいの
 では?」という自分に対しての言葉は、「面倒なことはやりたくない」
 の言い訳に過ぎないんです。ですから、あまり気にする必要はないで
 す。


 また、勉強ができない段階では何がよいのか、何が悪いのかそんなの
 判断することはできません。


 少なくとも自分の見つけた先生が、自分の得られる結果を得ている人
 で信用にたる(ように思える)のなら、その自分の選択を信じて鵜呑
 みにして信じたらよいです。


 そして、ある程度できるようになってきたら、自分なりの勉強法も確
 立してきます。そうなると、少しずつ破っていってもいいと思います。

 よく言われる、守・破・離の考え方です。


 最初のうちは、「とにかく言いつけを守る」これが最短距離です。


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【5】編集後記

 今年最後のメルマガです。好き放題書いています。


 生徒さんが増えると、それだけストレスもかかります。ストレスとい
 うよりも、この生徒さんの成績を上げないといけない、という強い責
 任感があります。

 全員が全員、希望する結果を得られたらいいのですが、そうでない場
 合もあります。


 僕のところには本当に多くのタイプの人がいらっしゃいます。


 学生の人で料金も安いし、軽い気持ちで入会するという人もいます。
 ですが、社会人の方で言葉は大げさかもしれませんが人生をかけて、
 というような人もいらっしゃいます。


 大学生の頃塾のアルバイトをしていました。当時は「僕の勉強法って
 スゴイでしょ。言った通りに勉強したら必ず上がるよ」なんていう気
 持ちがありました。

 正直言って、今でも少しは思っています。「なんてうぬぼれたやつ」
 と思われる方もいると思いますが、そのぐらいの気概がないとやって
 はダメな職業だと思っています。生徒さんの将来がかかっていますか
 ら。


 生徒さんにはいつも断言をして何の迷いもない姿を見せています。教
 えている側がなよなよしていては、不信感を与えてしまいます。です
 が、「これでよかったのかな?」なんて思うことの連続です。

 勉強に集中できていないということも分かります。そんな時、頭ごな
 しに注意した方がよいか?それとも注意しない方がいいか。保護者の
 方にメールした方がよいか。なんていつも迷っています。

 注意したらよい方に向かったらいいのですが、それがかえって逆効果
 になりかねません。これでよかったのかな?の連続です。


 ただ、この1年間を振り返ってみると、多くの生徒さんとあうことが
 できました。以下は、「生徒様の声」ですが、すべてこの1年間に書
 いていただいたものです。「お客様の声」を「私の宝物」と言ってい
 る人がいました。まさに僕にとっても宝物以外の何物でもありません。
http://www.hmg-gen.com/koe.html


 メールでも「入会して本当に良かった」とか「感謝しています」なん
 てことを送っていただきます。

 入会者の8割以上の方が、こういったメールをくださるんです。我な
 がらスゴイ確率だな、なんて思います。本当に励みになります。


 と、同時に彼ら、彼女らの期待にこたえられるような授業をしていき
 たいと考えています。


 それでは、来年もよろしくお願いします。


 河見賢司


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