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目次
【1】お知らせ
【2】今年の受験生の結果報告
合格大学:「立教大学経済学部、明治大学政治経済学部」
受験:「高校3年生男子、一般受験」
【3】今週の無料添削問題
過去問解説:和歌山大学の数学IIの定積分(絶対値)の問題
今週の問題:筑波大学の軌跡、楕円の接線に関する問題
【4】今週の勉強法
「解説できるくらい問題を解けるようになろう」
【5】編集後記
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【1】お知らせ
河見です。東北地方で未曾有の大震災が発生してしまいました。被害
に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
このメルマガは、毎週火曜日に配信をしていましたが、地震とその後
の計画停電などの影響で配信が遅れてしまいました。次週からは毎週
火曜日に配信をしていきます。
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【2】今年の受験生の紹介
合格大学:「立教大学経済学部、明治大学政治経済学部」
受験:「高校3年生男子、一般受験」
都内の私立高校に通う、高校生の話です。MARCHクラスの大学に入りた
いということで、MARCH向けの授業をしていました。
MARCHの文系数学ですが、問題の難易度としては簡単です。難易度自体
は簡単ですが、60分という短時間の割に問題数が多く、時間との勝
負です。
こういった大学を目指す人は、難しい問題を解けることより、基本的
な問題を確実に正確に解くということが重要になってきます。
まず、最初にしたことは「タイプ分け」という問題集を繰り返し解い
てもらいました。この問題集は、それほど有名という訳ではないです
が、基本的な問題がバランスよくまとめられているので、私の授業で
は、まずは基礎固めとしてこの問題集を解いてもらうことが多いです。
数学ですが、2段階に分けられると思っています。まずは、「タイプ
分け」などの基本的な問題集を通して、数学の定理、公式、典型問題
の解き方を覚える。
そして、次の段階がいよいよ思考力の必要ないわゆる考える必要のあ
る問題です。
多くの生徒は、この2つを混同しているからなかなか難しいのです。
定理、公式、典型問題の解き方、これらを覚えることなく難しい問題
は解くことができません。
あせる気持ちは分かりますが、まずは徹底して標準的な問題集を1冊
仕上げることが何よりも重要です。
彼の場合、3年生の春の段階ではセンター試験は1A50点前後、2B
は30点程でした。夏休みではある程度点数も上がってきていました
が、まだそれほどできるという段階ではありませんでした。
秋頃に「タイプ分け」がすべて終わり、そのあたりから点数も上がっ
てきました。結果センター試験では、数学1Aは90点代後半、2Bも
70点半ばの点数を取り、明治、立教ともにセンター利用で合格する
ことができました。
センター利用の結果がでるのが一般受験の後でした。一般受験も受け
ましたが一般受験の方も合格しました。
受験数学と聞くと難しく感じるかもしれませんが、決してそんなこと
はありません。MARCHや関関同立といった難関大学レベルでも「タイ
プ分け」のような問題集を1冊完璧に仕上げたらラクラク合格するこ
とができます。
「タイプ分け」は教科書や教科書準拠の問題集「クリアー、ニュース
コープ、アドバンス等」や黄チャート程度の問題集で、あくまで標準
的な問題集です。
標準的な問題集を1冊仕上げるだけで十分に合格レベルに達します。
どういった問題集でもいいので、まずは1冊標準レベルの問題集を完
璧に理解するということが重要です。
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【3】今週の無料添削問題
今週の解説問題は、和歌山大学の過去問で数学IIの積分の問題で積分
の中身に絶対値を含んでいる問題です。
今回の問題はそれほど難しいものではありません。素直に解いていく
と比較的簡単に問題を解くことができます。
ですが、数学IIIの問題を含め、定積分の中身に絶対値が含まれてい
る問題は間違いやすものが多いです。問題を解くときには、間違えな
いように解くことは当たり前のことですが、こういった積分の中身に
絶対値が含まれている問題はより丁寧に考えるようにしておいてくだ
さい。
http://www.hmg-gen.com/k-tensaku110309.pdf
今週の添削問題は筑波大学の過去問で、奇跡と楕円の接線に関する問
題です。問題自体は標準的ですが、楕円は慣れていないという人も多
く少し難しく感じるかもしれません。
範囲としては、数学IIと数学Cの融合問題です。数学Cですので、対象
者は浪人生です。浪人した人にとってはよい力試しになると思います。
がんばってください。
問題はコチラから
http://www.hmg-gen.com/tensaku110401.pdf
提出方法はコチラから
http://www.hmg-gen.com/tensaku.html
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【4】本日の勉強法 「解説できるくらい解けるようになろう!」
(【2】今年の受験生の紹介)のコーナーで1冊の問題集を完璧に解
けるようになることが重要と話しました。
こういうふうに言うと「完璧にするって問題を解ければOKなんですか?」
と質問されたことがあります。
まあ、問題が解けるようになるのが目的なんですが、ただ単に問題が
解けるだけでは、問題集に掲載されているその問題しか解けないとい
うことになりかねません。
よくいるのですが、「解答を見て理解できた。だから、大丈夫!」で
もこれではまったく意味がありません。
問題集を解く目的は、その問題集に載っている問題を解けるようにな
るということではありません。問題集に載っている問題を通してしっ
かりとした(問題を解くための)解法を身につけるということが目的で
す。
「1冊の問題集を完璧にする」とは、その問題を他の人に解説できる
くらいになればよいと思います。
「なんでそういうふうに解いたの?」「そこでなぜ、その式変形を使
ったの?」というふうに自分自身に突っ込みをいれて、それを納得で
きるように自分自身に解説するのです。
一度、自分が家庭教師にでもなったつもりで解説をしてみてください。
いかに自分の理解があいまいだったか分かると思いますよ。
合格率が異様に高いある学校では、上級生が下級生に説明するという
授業をしています。下級生に説明をさせることによって、説明する側
の理解度が格段に上がるのだそうです。
とは言っても、なかなか他人に説明をすることは難しいと思います。
ですから、一人、自分自身に解説をするように問題を解いていけばよ
いと思います。
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【5】編集後記
僕は、神戸市の生まれです。阪神大震災が起きた時は、神戸とは別の
場所に住んでいたので、被災は免れました。
当時、中学生でしたが、普段見慣れた神戸の街並みが一瞬にしてがれ
きの山になった、それは相当のショックでした。
阪神大震災から半年と少したった時に、神戸の三宮に行きました。地
震直後はがれきの山だったんですけど、たった半年で神戸は回復して
いました。
もちろん、元通りではないけど、「こんなに早いの!」という感じで
復興していました。
今の東北地方の惨状を見ていると軽々な発言はできませんが、みんな
が頑張れば復興は想像以上にはやくできる、そう思います。
僕自身、できることは本当に微々たるものです。。でも、自分の仕事
を一生懸命することが何よりの勤めだと思います。頑張っていきます。
河見賢司
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