解くのが遅くて困っています

高校数学の達人・河見賢司が高校数学の勉強法を紹介します

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目次
【1】お知らせ

【2】本日の勉強法
   「解くのが遅くて困っています」

【3】本日の勉強法
   「どんなときにでも集中できるようにしよう」

【4】編集後記

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【1】お知らせ

 こんにちは、河見です。いつもメルマガを読んでくれてありがとうご
 ざいます。


 申し訳ありません。「無料添削問題」と「三角関数の問題」は今週の
 金曜日のメルマガに掲載します。


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【2】本日の勉強法 「解くのが遅くて困っています」

 教えている生徒さんから「解くのが遅くて困っています。どうしたら
 いいですか?」と聞かれました。

 その生徒さんは、数学に限らず全般的に解くのが遅い。英語の文章も
 読むのが遅いそうです。


 「解くのが遅い」の解決法は、ただ一つ「速く解こうとすること」で
 す。


 こんなこと言うと、「そんなの分かってるよ」という人が多いと思い
 ます。


 でも、「解くのが遅くて困っています」という人に「速く解こうとし
 てる?」と聞くと、

 「速く解くと理解できないんです」

 「もともと解くのが遅いんです」


 などと答える人がほとんどで、速く解こうとしている人はほとんどい
 ません。意識しないと、速く解けるようになるわけありません。


 もともと解くのがゆっくりしている人にとって、速く解こうとするこ
 とは確かにしんどいことです。速く解こうと思ってもなかなかできる
 ようになりません。

 でも、不思議なもので続けていると次第にできるようになります。そ
 うなるまで、頑張るしかありません。


 話は変わりますが、解くのが速いって本当に得ですよ。試験時間に余
 裕を持てるというだけでなく、普段の勉強に役立ちます。


 暗記術の本を読んだことがあります。暗記で一番有効なのは、「接触
 回数を増やすことです」と書いてありました。

 問題を解くのが速くなると、同じ時間勉強をしても当然解く量が多く
 なります。結果的に、勉強ができるようになります。


 少し、自分の例を紹介します。僕は、高校時代英語だけはできました。
 英語はなんだかんだいっても単語力と長文を読む力です。この2つさ
 えあれば、文法や作文もすぐにできるようになります。

 高校時代、通学に片道30分かかる電車通学でした。その30分の間
 に英単語1000語に目を通すようにしていました。


 「30分に1000語なんて無理だよ」と思う人もいるかもしれませ
 んが、30分は1800秒あるので、一単語あたり1.8秒かけることが
 できるので、十分です。


 覚える訳ではありません。とにかく1000語目を通すだけです。


 毎日、毎日目を通していると自然と覚えられていました。よかったな
 と思うことは、毎日高速で英単語を眺めているので、自然と長文を読
 むのも速くなったことです。

 「ゆっくり読むと理解できる」という人がいますが、高速で読んでも
 理解できるようになります。


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【3】本日の勉強法 その2 「どこでも集中できるようになろう」

 「僕、自習室でないと集中できないんです。家では、勉強できません」

 そういう高校生が多いです。分からないことはないんですけど、どこ
 でも集中できた方が得ですよ。


 もちろん、自習室で勉強をするということを否定はしません。いつも
 自習室で勉強をしていると、自習室に入っただけで「勉強モード」に
 入り、効率がアップするという人もいると思います。


 でも自習室に行くには、予備校までの移動時間がかかります。どこで
 も勉強をできた方が時間の短縮になります。


 どこでも勉強ができることの利点ですが、時間短縮だけではありませ
 ん。もっと重要なのは、別の点にあります。


 大学受験では何が起こるか分かりません。


 よくあることですが、隣の人が貧乏ゆすりをする人で自分のところま
 で振動が伝わる。「やめて」って言うことはできるかもしれないです
 けど、貧乏ゆすりは癖になっている人が多いので、ずっと続けます。

 その他にも、隣に風邪気味の人がいて、ずっと咳をするかもしれませ
 ん。

 空調の調子が悪く、室内がものすごく暑かったり、寒かったりするか
 もしれません。

 自分自信も体調を崩すかもしれません。めったに風邪をひかない人で
 も、受験当日に限って風邪をひくという人もいます。

 僕が受験生のとき、ある大学の受験本番で急に机の脚がぐらっときて、
 机が傾きました。急遽机を移動したのですが、本当にびっくりしまし
 た。

 こんなありえない話もあるんです。でも、集中しないといけません。


 運が悪いでは片づけられません。どういった状況でも集中できるよう
 になっておいた方がいいです。


 で、その方法ですけど、まず「○○でないと集中できない」という思
 い込みを捨てることです。


 「そうは言ってもなかなか集中できない」という人も多いと思います。
 そんな人は、どこに行くときも問題集や単語帳などをもっていくとい
 うのが意外に効果的です。

 電車を待っているときや、友達と待ち合わせしているとき、ほんの少
 しの時間、まわりがうるさい中でも単語帳を眺める。そうしていると、
 どういった環境の中でも集中できるようになります。


 うるさいと集中できないというのはよく分かります。最初のうちは誰
 でもそうです。でも、少しでもいいので、どんな環境でも勉強できる
 ものをつくっていくようにしてください。


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【4】編集後記

 「いろいろなこと知っていますね。どこで、そんな勉強の仕方覚えた
 んですか?」なんて言われることがあります。


 その答えは、「僕が、勉強ができなかったからです。学校の勉強の仕
 方ではどうしても無理だったので、自分でも理解できるような勉強法
 をいろいろと探した」です。


 今日の英単語の話も、僕の高校では毎日英単語を40個ほど覚えると
 いうのがノルマでした。毎日、単語テストもありました。


 それは、それでいいのですが「毎日40個覚えるのは無理」というこ
 とで、ドロップアウトしただけです(笑)


 「英語は勉強しないといけない」

 「でも、毎日40個覚えるのは無理」

 「とりあえず電車のいき帰り、一人でいる時はヒマなんだからこのと
 きに、英単語を眺めておこう」

 ということで、始めました。1日1000語と言いました。でも、最
 初のうちは、本当に1日10から20くらいでした。それが、徐々に
 増えていき1000語になっただけです。


 数学も、もともとはまったくできなくて、本当に頭が悪かったです。
 今は、数学を教える立場にいますが、教えるようになって余計に自分
 の頭の悪さが分かります。

 僕が、受験生の頃一生懸命勉強をしてやっと理解できた問題を、ほん
 の一瞬で「あっ、分かった!」なんて言われることも多いです。

 「難しいのに、よく分かったね」といいつつ「やっぱり、俺ってアホ
 やったんや」なんて内心少し凹んでます(笑)


 ただ、自分で良かったなと思えることは「勉強ができないことで、卑
 屈にならなかった」ことです。

 小さい頃から、何もかもダメでした。でも、僕の中には特殊能力みた
 いなものがあって、「この方法で続けていてもできるようにならない」
 と感じる力がありました。

 そんな時は「このやり方はどうだろう?」なんていろいろと自分の中
 で考えて、やっていました。うまくいかないことも多いのですが、次
 第に自分なりのやり方というものを確立して、それ以降はできるよう
 になることが多かったです。


 「学校の勉強が理解できなくても、それは先生の方針と自分の勉強法
 があわないだけ。アプローチの仕方を変えれば、できるようになる」
 と半ば確信めいたものがありました。


 教えるようになってよく分かりましたが、勉強の仕方は一通りではあ
 りません。本当にいろいろな勉強の仕方があります。

 勉強法には、「あう、あわない」が存在します。学校の先生もそのこ
 とを知っていたらいいのですが、ほとんどの先生が自分の勉強法を押
 し付け、その勉強法にあわない生徒を「できない生徒」と決めつけま
 す。


 いろいろな勉強法が存在します。でも、ひとつだけ言えることは勉強
 のできる人は、「フラフラしない」ということです。

 最初のうちは、いろいろと自分に合う問題集を探したり、勉強法を模
 索したりすると思います。でも、それで「なんかあいそう」と思える
 ものにあったら、それを続けることです。

 最初のうちは、なかなか成績が上がらないので、嫌になることも多い
 と思います。でも、それで勉強法を変えていてはなかなかできるよう
 になりません。大変だとは思いますが、その勉強法で続けることです。


 PS
 学校の先生は、自分の勉強法にあっていない人を否定します。僕も、
 否定され続けた人間です。

 精神的に強いというか、あまり何も考えない性格だったのでよかった
 のですが、これが影響を受けやすい性格だったら多分「自分は勉強が
 できない」というレッテルを貼って大人になっていたと思います。


 注意しないといけないのは、今は僕も生徒さんに数学を教えています。
 こういうことを知っているので、できるだけ自分の勉強を押し付ける
 のではなく、生徒さんにあった勉強法で勉強をしてもらうようにして
 います。


 ただ、そうは言っても「こうやっていこう」と僕自身が提案しないと
 どうにもなりません。


 そのあたりのことを注意して、今後も続けていこうと思います。


 PS2
 今日の、メルマガの文章ですが、何回かに分けて書いたもので、文章
 のつながりが少し悪いです。

 起承転結なんて完全に無視してますし、論点も途中で変わっています
 はっきり言って悪文です。


 直した方がいいかな?と思ったんですけど、言いたいことは伝わった
 と思います。


 今回伝えたかったことは


 「速く解こうと意識するだけで、速く解けるようになる」

 「どこででも勉強できるようになろう」

 「自分自身で決めた勉強法で頑張ろう」


 上記の3点です。それでは、がんばってください。


河見賢司

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