「認めない」

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              「大学受験の勉強法VOL70」

             

                  ~「認めない」

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目次
【1】お知らせ
【2】本日の勉強法
【3】編集後記

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【1】お知らせ

数学の通信教育を始めました。対象者は高校1年生、2年生で本気
で数学の勉強をしたいと思っている人です。興味のある方はこちら
をご覧になってください。
http://www.hmg-gen.com/tuusin.html


ブログやってます。こちらもどうぞ
http://ameblo.jp/hmgmath/

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【2】本日の勉強法

こんにちは河見賢司です。このメルマガでは、毎週月水金曜日に大
学受験の勉強法を中心に大学受験に有益な情報を配信していきます。


今日のテーマは「認めない」です。


僕、小さいころから頭が悪く、運動も絵も歌も何もかもダメでした。
幸い友達が多く、学校生活では楽しかった記憶しかないんですが、
学校の先生からはダメ出しの連続でした。徹底的に、そこまで言う
かというくらい先生に「お前はダメだ」というようなことを言われ
たこともよくありました。


これなんですが、たまたま教えている生徒が「こんなにやっても勉
強できないなんて、お前は頭が悪い。どう考えても大学は無理」と
学校の先生から言われたそうなんです。


その生徒が、そのことを言ってきたので「ああ、今でもそんな人が
いるんだな」とつい、自分の学生時代のことを思い出しました。


僕、これ少し自慢なんですけど、これまで生きてきた中で、世間か
ら見ればそれほど高くないかもしれないけど、当時の自分から考え
たら全く考えられないような高い目標をたてて、それを達成してい
っているんです。


中学生の時、勉強ができなくて「お前は高校なんかに進学できひん」
って言われた僕が、まがりなりにも希望の高校に進学し、そのあと
大学にも進学できました。


その方法なんですが、これからお話します。長文になりますが、読
んでもらえると嬉しいです。


今自分のいる立場からがんばって上にいこう
そう思ったら絶対まわりから悪口を言われるんです。悪口というか、
その行動自体を否定するようなことをいわれるんです。


例えば、少し難しい大学を目指そうとすると
「どうせ無理だから、やめときなよ。努力するだけ無駄だよ」
なんてことを言われます。


もしくはもっとストレートに
「お前は、アホやから高望みするな。100パーセントいけへん。
ワシが保証したる」←これ僕が実際に言われた言葉です


せっかくがんばろうとしているのに、「お前はダメだ」とまで言わ
れなくても、「やめときなよ」なんて言われると、あまり興味のな
い人からだったら、腹立つくらいですみますけど、仲の良い人から
言われると本当にむなしくなります。


仲の良い人は、本心からあなたのことを心配していってくれている
のかもしれませんが、言われた当人のほうからしたらたまったもの
ではありません。


で、そこからが大切なんですが、自分のやりたいことを達成するた
めには「否定的なことを言われた時、それを認めない」ことが重要
なんです。


仲の良い人から、しかも周り全体から「否定的なこと」を言われる
と、「やっぱりそうなのかな?」なんて思ってしまいます。でも、
本気でがんばりたいのならその「否定的なこと」を認めない、認め
てはいけないということです。


例えば、あなたがある大学に進学したくなりました。


自分がその大学に行きたいという目標は、なぜ頭に浮かんだかとい
うと、自分自身がその大学に行けると判断したから頭に浮かんだん
です。まったく勉強もしたくない人が、大学にいこうとなんて思い
ません。


ですから、浮かんだ時点でそれをやる才能はある、僕はそう思うん
です。まわりから否定的なことを言われたら本当に泣きそうになり
ます。でも、それを認めたら結局、自分より他人の方を信じたこと
になるんです。


そんな、いつも一緒にいる自分より他人を信じてしまうほど、自分
自身に自信が持てないのなら、目標が達成できるはずはありません。
少しできないと、すぐにあきらめてしまいます。


ですから、他人に否定的なことを言われても、いつも常に一緒にい
る自分の判断を信じて、その否定的な言動を認めず、少しずつでい
いので続けていったら必ず目標はかないます。


それから、もうひとつ。勉強を始めても、最初のうちは怖いほど自
分の思った通り進みません。そんなとき、絶対に人のせいにしない
ことです。


確かに人のせいにしたら楽ですが、そこで自分自身の成長はストッ
プしてしまいます。たとえば、模擬試験の結果が悪かった、勉強が
思うように進まない、志望大学に落ちてしまった、これらはすべて
自分の責任なんです、実際はそうでないかもしれませんが、少なく
とも自分でそう思うようにしてください。


これ不思議なんですが、全てのことが自分の責任だと思えば、不思
議と楽になり勉強に集中することができます。僕も、高校の時はあ
る科目の先生が、まったく言っていることが意味不明でした。


自分が勉強できないのもその先生のせいにすれば良かったかもしれ
ません。少なくとも自分の成績の悪さを少しだけですが肯定するこ
とができます。


実際僕も「あの先生、全然わからへんわ」と友達と話して、その科
目の勉強ができないことを先生のせいにしていました。


でも、受験も迫りそんなことも言っていられなくなり、自分一人で
独学することにしました。


その科目ができないのはその先生のせいだと思っているうちは、ど
んなに勉強をがんばったつもりでいてもまったくできなかったのに、

勉強ができないのは先生ではない、自分の責任だ(本当のこと言え
ば受験がせまっていて、それどころじゃなかったんですが・・・あ
くまで必要に必要に迫られて勉強しただけなんですが)と思えるよ
うになったら、不思議とできるようになっていました。


何かをがんばろうと思ったら、周りからいろいろと否定的なことを
言われます。その否定的な事柄を認めずに、自分を信じて勉強した
らきっといいことありますよ、ということです。


勉強ができなかったら人のせいにしたくなりますが、人のせいにし
ている人で目標を達成した人はいません。大変だとは思いますが、
全て自分の責任だと思えたら、不思議とできるようになります。


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【3】編集後記

今日、言ったこと「河見(僕の名前)は実践できているのか?」と
言われるとはっきり言って自信ありません。何かをがんばろうと思
っても、いろいろな言い訳をしてよく逃げています。高校生という
か、もっと小さい小学生のころからあまり変わってないかもしれま
せん(笑)


でも、少しずつかもしれないかもしれないけど、そうなろうと努力
しています。


今、数学を高校生に教えていますが、僕は数学を教えたいのではな
くて、僕は大学受験を通して身につけた今日話したようなことを伝
えたいという思いで、それを伝えるには数学が都合がよいと思って
今、数学を教えています。


冒頭にも書きましたが僕、勉強はあまり得意ではありません。


ブログをかいていてそのブログのタイトルを
「高校数学の達人」
http://ameblo.jp/hmgmath/
にしています。


これなんですが、「達人」ってつけた方が訪問者が増えるよって言
われたので素直に聞いて「達人」とつけました。


でも、葛藤もあったんです。僕は、高校生に数学を教えているので
あたり前ですが、数学には自信がありますし、毎日のように大学の
過去問を解いています。


でも、達人かって聞かれたら、全然達人じゃないんです。過去問の
解答を見ると、僕が思いついた方法より断然計算量の少ないカッコ
いい解法で解いている。


プロとしてあるまじき行為かもしれないんですが、「こんなの思い
つくかいっ」って高校生のような幼稚なつっこみをいれています。


僕、石井裕之さんという作家が好きなんですが、彼が言っていたん
ですが


「まだそれほど売れていない作家と名刺交換するとき名刺に肩書が
何も書かれていなかった、そこで『お仕事は?』と聞くと、『一応
作家です。いやぁ自称作家なんですけどね』うすら笑いを浮かべな
がら言われた。それを聞いて気分が覚める。自称だろうがなんだろ
うがプロとしてやっているのなら、そのことに誇りをもて、しっか
りと名乗れ」

というようなことを言っていました。


僕も、ブログの名前に「達人」と書くのは正直言って気が引けまし
た。でも、そこで卑屈になったらプロとして誇りを持っていないこ
とになる。


その覚悟のためにも、「達人」というタイトルをつけて、本名も顔
写真も出しています。


今後ともよろしくお願いします。


河見でした。


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magdai@hmg-gen.com


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  学年で真ん中より上を目指す人のための高校数学勉強法
http://www.hmg-gen.com/
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